メキシコのイベロアメリカン大学のラズマリア(Moreno Luz Maria Medrano Stella)さんが主宰する「学びの共同体プロジェクト」に今年も北田佳子さんと参加し、6月25日に第一回メキシコ学びの共同体全国大会を開催しました。メキシコでは南のタバスコ州、中心のトラスカラ市、トルーカ市などで学びの共同体ネットワークが拡大しています。
イギリスのケンブリッジ大学でピーター・ダドレィさんと共催で、学びの共同体国際会議を7月10日と11日に開催しました。この会議にはヨーロッパを中心に10か国の教育研究者が集い、授業研究を中心とする学びの共同体の実践研究について交流しました。日本からは私と草彅佳奈子さん、荻巣崇世さん、鈴木悠太さん、秋田喜代美さん(録画講演)が参加しました。イギリスの授業研究と実践は日本の学びの共同体の実践と研究と驚くほど共通性があり、充実した参加者との交流が実現しました。
中国で『学習革命ー教室与学校的未来形象ー』(『教室と学校の未来へ』小学館の中国語簡体字版)が出版されました。翻訳は華東師範大学の徐国興さんと北京師範大学の于莉莉さんで、華東師範大学出版会からの出版です。中国はコロナ後、再び学びの共同体が大きく拡大しているので、これまでの出版物と同様、多くの教師たちに読まれると思います。
主要5部作の一つ『教育史像の脱構築-近代化言説の系譜学―』(世織書房)を出版しました。25歳のときに執筆した修士論文から72歳で執筆した序論まで、48年間にわたる教育史研究の主要な論文を収めたアンソロジーです。教育の語り方と論じ方の現代につながる系譜を構造的に描き出す挑戦として、お読みいただければ幸いです。
2024年1月に『学校を改革する』のスペイン語版をイベロアメリカン大学出版会から翻訳出版しました。スペイン語版の出版は2018年の『学校の挑戦』の翻訳出版(エル・コレヒオ・デ・メヒコ出版会)に続いて2冊目です。同書の出版によってイベロアメリカン大学に学びの共同体の改革プロジェクトが発足し、メキシコでの改革が一挙に拡大しています。
第12回学びの共同体国際会議を2月28日から3月2日、学習院大学で開催しました。対面で海外29か国から100名を超える研究者、教師、教育行政関係者が参加し、オンラインを含む参加者は約1,600名でした。例年にも増して内容の濃い国際会議になりました。
次回の学びの共同体の国際会議は7月10日、11日にケンブリッジ大学で開催されます。
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